上巻の、どちらかといえば犬飼氏を中心とした群像劇からは少し趣を変えて、下巻は犬飼氏がサモエド犬・サモンと触れ合おうとする悪戦苦闘を描く。
何とかサモンをコントロールしようとする犬飼氏とあくまでマイペースのサモン。
ドッグランやしつけ教室での犬飼氏の戸惑いには思わず『頑張れ』と背中を押したくなった。
無理にコントロールしようとせず、肩肘の力を抜いて、犬と共生するのもいいんじゃないかな。
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今日もワンクリック、アリ\(*^▽^*)/ガトゥ
ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―。
陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。
そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。
アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。
かつての恋人との再会、胸に刻印された死。
青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!
大藪春彦賞受賞作。