にゃむこのメモ帳

読了本の感想を中心に、その他もろもろ。たまには猫のミルクさんも登場するよ。

タグ:二宮敦人


携帯ホラー小説文庫化第4弾は3編収録。

『トイレ』・・・雑居ビルのトイレに駆け込んだ女子大生が個室に監禁されてしまう。
閉じ込めの恐怖感を煽った割に、案外あっさりと脱出できて多少肩透かし。

『間違い電話』・・・男子高校生が間違い電話をかけてきた女の子と会話を重ねるうちに、相手の殺人計画を知ってしまう。
物語後半の後半、(あれ?あれれれ?おいおい)となる。

『イタズラ』・・・バイト仲間の一人が毎日イタズラに遭う。
犯人に意外性があり、ホラーよりも切なさとか悲哀といったものを感じた。


シリーズ4作目ともなると、サクサク読めるが、ジワジワくるという安定の展開に安心感を覚える。



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携帯ホラー小説文庫化第3弾は2編収録。

『ゴミ捨て場』・・・隣人のおばさんに命を狙われていた女子大生が恋人、友人とともにその理由を探り始める。
事件発生→謎解き→解決→どんでん返し、という王道の展開で満足度が高い。

『「   」』・・・ある日突然、他人の言葉が「  」としか聞こえなくなった女子高生が、それを理解できない周囲の人から孤立していく。
どうしてそうなったか、の部分をもう少し掘り下げて欲しかった。
ホラー感はない。

両編とも、事件の真相は別にあるものの、最後はこういう結論付けが一般的だろうな、という締め方。



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携帯ホラー小説文庫化第二弾は2編収録。

『ずっと101号室』・・・女子大生がストーカー被害を受け続ける。
ストーカー行為を続ける正体が誰なのか知りたかったが、まさか禁断の夢オチで残念。

『アナタライフ』・・・ユーザーを「神」とする携帯サイトに、仲間と共に入会した「僕」が次第に洗脳されていく。
サイトからのメールで次第に洗脳して最後は自殺まで誘う、要は自殺幇助みたいなものだけど、こちらはまさかのハッピー(?)エンド。
サイトからのメールに妙な説得力があり、それが不気味なコワサを誘う。



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携帯ホラー小説の文庫化第一弾は3編収録。

『クラスメイト』・・・友人の惨殺画像が保存されている携帯電話を拾った主人公。
意外な犯人で映像的にリアルな恐怖を感じる。

『穴』・・・浪人生が偶然開けてしまった壁の穴の先は、殺人鬼の部屋だった。
浪人生と殺人鬼の交流も、正体が先に読めてしまったのはマイナス。

『全裸部屋』・・・女子高生が目覚めたら全裸でとある部屋に閉じ込められていた。
密閉空間で死がジワジワとしかも確実に迫り、その事実を淡々と受け入れるしかない、もう意味不明の恐怖。
本当の恐怖は、理由が解らず或いは自分が納得できずに死の瞬間を迎えることかもしれない。



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