今巻の取り扱い案件は、「近大マグロ」に注目する日本の漁業システムと集団的自衛権。
日本の漁業システムはノルウェー等の管理型に比べて漁獲高の取り決めが大雑把であり、早い者勝ち
で乱獲するため、原資(稚魚・幼魚)が減ってしまうということ
集団的自衛権の定義から、それを「持っている」ことと「行使すること」は違うこと
・・・等を解りやすく解説している。
本作品は、今や「島耕作と学ぶ○○」のような、<時事問題解説マンガ>
と位置付け、割り切って読んでいる。
中盤にはフィリピン・ハツシバ時代の同僚・樫村の息子が登場し、後半には福岡県で部長時代を
過ごした時の上司・今野輝常が現れ、懐かしさが漂う。
今の時事問題解説よりも、昔のように様々な人間ドラマを展開して欲しいな。
読書日記 ブログランキングへ
今日もワンクリック、アリ\(*^▽^*)/ガトゥ
国土面積が日本の約1/9にも拘らず、オランダは米国に次ぐ世界第2位の農産物輸出額を誇るとのことです。
その実態は「アグリバイオインダストリー」と言われる植物工場で、温度・湿度・養分などがコンピューター制御で調整され、農業従事者は一日の仕事のうち半分はパソコンの前に座っているスタイル。
朝から晩まで腰を屈める重労働のイメージが強い日本の「農家」と比べると、おそろしく合理的で近代的ですが、日本への導入は設備投資はじめかなりの負担を強いられるはずで、国からの補助があっても相当難しいのではないかと思います。
読書日記 ブログランキングへ
今日もワンクリック、アリ\(*^▽^*)/ガトゥ