デスゲーム系の話は好きなのですが、登場人物の描写やその背景が浅くて
感情移入ができなかったですね。

一応、主要キャラごとに性格設定はされているのですが、生かしきれていない
感じでした。

<クラス全員で>する命懸けのババ抜き。
ところが本文には全く登場せず、扉にある名簿に名前だけ登場の言わば「その
他大勢」扱いの生徒多数。

また、この手の話のキモとなるプレイヤー同士の心理戦も、「手に汗握る」とは
言い難く、各プレイヤーの攻防に戦略性が感じられませんでした。

人物、内容ともに薄っぺらだった、という残念な作品でした。
映画化されているので、映像で見たらまた違った印象なのかもしれません。
近々DVDを借りてみようと思います。

同じババ抜きを題材にした作品なら、『地獄のババぬき』(上甲宣之著)の方が
スリリングでオススメです。





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