碓氷優佳シリーズ第3弾です。
優佳は前作『君の望む死に方』で知り合った、とある人物の友人として登場します。
今回の「事件」は女同士の親友間で起こりますが、前2作と比べると動機がショボいです(苦笑)。
犯人はうまいこと親友の殺害に成功しますが、事件発覚後に現場に居合わせた人たちそれぞれの行動確認中、自身の何気ない発言の中に一点だけ、無意識なる不整合さがあり、そこを優佳に突かれることになります。
優佳の追求は、犯人が直接の知人ではないからか、対話を即終了させる等、これまで以上に容赦がありません。
また今回、優佳に引けを取らないクレバーさを見せたのは、実は殺害された被害者でした。
犯人にしてみれば「試合に勝って勝負に負けた」感じでしょうか。
そして、最後のあの結末までを見越した上で、犯人を放置していた優佳には、読み終わった時に恐ろしさすら感じました。
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