表紙買い。
丁寧に描き込まれた中世ヨーロッパ的な世界観がハマった。

アパートの大家でもあるジゼルお嬢様が
「犬の散歩から夜逃げの手伝いまで無理難題大歓迎、但し犯罪はお断り」
の何でも屋さんを始める。

家賃滞納のエリック青年を助手に、好奇心の向くまま依頼を解決。

コドモでありお嬢様であるがゆえの無鉄砲さが微笑ましく応援したくなる。

世間知らず(良い意味で)は時として最強の武器になるね。



ジゼルがアパートの大家を始めるまでのエピソードが明らかに。
自分の世界をしっかり持ったジゼルらしくていい。

同業の「何でも屋」ギーに接して、生半可な気持ちではこの仕事は務まらない、けれど自分の信念は曲げない意志の強さが現れていて、ますますジゼルを応援したくなった。



エリックとの別れ、リュカとの再会。

巻を追うごとにジゼルが成長していく姿が描かれていて目が離せない。

クレープ屋の話が好き。

エリックは夢を叶えたかと思いきや、不本意な役割をさせられて今後が気になる。

再会したリュカとジゼルの新コンビにも期待したい。